ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

野球のベンチ入り人数について!!少年野球からプロ野球まで。

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野球に限らずスポーツには“ベンチ入り”できる選手の人数には制限があります。

 

そのため部員が100人いるからといって全員がベンチ入りをする事ができるわけではありません。

 

そこで今回はプロ野球とアマチュア野球のベンチ入り人数についてご紹介します。

 

 

プロ野球

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ベンチ入りできる人数

プロ野球の公式戦での最大ベンチ入り人数は“25”人です。

 

25人といっても、

「投手は何人まで、野手は何人まで」

といった規則はなく、極端にいうと

「投手が0人で野手が25人」でも良いことになる。(そうなったら野手の誰かが投手を務めなければいけない)

 

もちろんそのような極端な事はなくおおよそ

  • 投手が10〜12人
  • 野手が14〜16人

くらいが目安になります。

ベンチ入りメンバーは出場選手登録から選ばれる

プロ野球のベンチ入りメンバーは“出場選手登録”から選ばれます。

そしてこの出場選手登録は2018年までは28人だったが、

2019年から1人増え、“29人”まで登録する事ができるようになりました。

 

この29人の中からベンチ入りメンバー25人を選び、その試合に挑みます。

 

「余った4選手は?」

と思うかもしれませんが、これにもキチンと意図があります。

 

基本的にベンチに入らない選手に選ばれるのが、

“先発投手”です。

 

プロ野球の先発投手は名前の通りほとんど“先発”でしか試合に出場しません。

さらにおおよそ1週間に1試合しか投げないため、登板日から遠い選手はあえてベンチ入りをせずに休養をとり次回の登板日に備えます。

 

このような意図からプロ野球には“出場選手登録”が設けられています。

2軍に落とされる“登録抹消”とは

1軍で活躍するプロ野球選手も、不調や怪我で2軍に落とされる事があります。

これを“登録抹消”と呼びます。

 

1度“登録抹消”をされると

最低10日間1軍出場選手登録できない

というルールがあります。

 

ですので、怪我や不調がすぐに治ったとしてもこのルールが適用されるため

登録抹消をすることに首脳陣は気を使います。

外国人選手登録

プロ野球の外国人選手の登録人数は最大で“4人”です。

そして投手または野手で登録できる選手は最大で“3人”です。

どういうことかというと

投手だけで4人・野手だけで4人

登録することはできないと言うことです。

 

またFA権(フリーエージェント権)を取得した外国人選手は、

外国人選手の人数にカウントされなくなります。

引退試合選手登録特例措置

2017年から、引退試合を行う選手は1日限定で1軍出場選手登録の枠を超えてベンチ入りする事が許可されます。

 本来なら、1人新しく出場登録選手に登録する場合、誰かが代わりに“登録抹消”されないといけないが、引退試合に限ってはだれも登録抹消を行わずベンチ入りする事ができる。

 

しかし、この制度を使った選手は次の日から自動で登録抹消が行われクライマックスシリーズを含めたリーグ公式戦が終わるまで登録する事ができなくなります。

 

ただ、日本シリーズではこの制度が適用されないため、再び引退する選手を登録する事が可能になる。

マチュア野球

 

社会人野球・大学野球

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社会人・大学野球ではプロと同じく基本的にはベンチ入りできる最大人数は“25人”です。

 

これはおそらく社会人野球や大学野球をする選手の多くはプロ野球選手になる事が目標の選手が多く、 この人数になっているよう。

 

また社会人・大学野球の戦術もプロ野球に似ており、

投手の継投やリーグ戦も行われる。

 

プロ野球に近く、高校野球よりもレベルが高くなるため

基本的なルールはプロ野球を土台としています。

少年野球・中学野球

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少年野球・中学野球ではこれまでと違い、

ベンチ入りできる最大人数は“18〜20人”となる。 

 

少年野球や中学野球はプロ野球やほかのアマチュア野球と異なり、

選手の負担を考え9回まで試合をする事はなく、

“原則7回”で試合を行います。

 

もちろん延長戦が行われることもあるが、タイブレイク制が導入されていたりして

多くのイニングを戦う事がないためこの人数になっている模様。

 

少年野球の小さな大会では試合時間の制限や、延長戦は行わずすぐに特別延長が行われたりと選手の負担に気をつけるものが多い。

また、少年野球では特別延長で結果が決まらないと再試合ではなく、

抽選やジャンケンで勝敗を決めることも。

高校野球

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高校野球は少年野球や中学野球と違い、プロ野球やほかのアマチュア野球同様に

“9回”で試合を行うもののベンチ入りできる最大人数は18〜20人である。

 

さらに、甲子園で行われる試合は“18人”がベンチ入りできる最大人数です。

甲子園をかけた地方予選では、地域によってベンチ入りできる人数が“20人”できるところもある。

 

そういった地域では、地方予選ではベンチ入りできたが、甲子園に出場することによってベンチを外れてしまう選手も出てくる。

 

しかし、1970年代には甲子園の登録選手が“14人”と言う時代もありました。

その後“15人”になり、さらに増え“18人”に落ち着きました。

今では“18人”の枠を超えて記録員としてベンチ入りが認められているが、昔までは認められておらず、背番号をもらったベンチ入りメンバーがスコアをつけていた時代もあります。

 

このように高校野球のベンチ入り人数は時代とともに考慮されています。

 

このベンチ入りには“お金”が関係しています。

甲子園に出場するチームには、関係者(監督)やベンチ入りメンバーには交通費や宿泊費など様々な手当てが支給されます。

ベンチ入りメンバーの枠を増やすと言う事は、大会が負担するお金が増えることになります。

ですので、高野連も無闇にベンチ入りメンバーの人数を増やす事は出来ません。

最後に

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このように、野球のベンチ入り人数には様々な事が考慮されて今の人数になっています。

 

しかしこの人数も今後変更が行われることも十分に考えられます。

ですが、

「全員がベンチ入りできる」

ようになる事は考えにくいです。

 

野球をやっているとどうしても

「ベンチ入りメンバーは偉い」

みたいな風習がありますが、そんな事は全くありません。

 

「ベンチ入りできたから俺は偉い」

そう思う選手はベンチ入りする資格がありません。

 

あなたがベンチ入りする事で誰かがベンチを外れます。

そういった意識をきちんと理解し、

ベンチ入りしたことをみんなが納得できる態度・生活を心がけましょう。

 

読んでいただきありがとうございました。 

 

 

 

野球の“DH”とは?徹底解析します

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野球ファンの方でも意外と詳しく知らないのが

“DH”についてです。

 

このDHは野球において非常に重要なポジションです。

しかし重要なポジションなのに

「DH知らない」というのはとてももったいないです。

 

“DH”をしっかり理解すると野球観戦は今よりも楽しいものになります。

「僕・私は野球やった事ないから」

そういう人も大丈夫。

 

今回は野球をやった事がない人でも理解できるように

“わかりやすく説明していきます”

 

そして

「野球をやっているからDHの事わかるよ」

という人も、多くの人はなんとなくしか理解していません。

 

野球をやっている人にも

「こんなルールがあるのか」

という情報があります。

それでは一緒に理解していきましょう。

そもそもDHとは?

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DHは“Designated Hitter”の略称です。

 

DHを分かりやすくいうと、

投手のかわりに打撃を行う選手

のことです。

 

日本では一般的に”指名打者“とも呼ばれ、意味は同じものです。

野球人も意外と知らないDHに関するルール

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DH制は採用しているリーグでも強制のルールではない

日本ではパ・リーグメジャーリーグではア・リーグなどがこの“DH制”のルールを採用していますが、どのリーグでもDH制のルールは強制されたルールではありません。

 

簡単にいうと、

「DH制のルールがあるから、投手は打撃を行えないという事はない」

ということです。

もっと簡単にいうと

「DHのルールがあっても投手は打撃を行う事ができる」

という事。

DHのルールを試合中に解除できる

さらにこのDHのルールは試合中に解除する事が認められています。

DHで出場していた選手が試合の途中から守備に就くことが認められているということです。

 

しかし、先発でDHを起用しなかった場合に試合中にDHを起用する事が出来ないので要注意。

DHの選手は必ず1打席は打席に立たないと交代が認められない

DHで出場している選手は必ず1打席は立たなければ交代が認められません。

 

例えば、DHの選手が1打席目に入る前に怪我をしてしまった場合でも、

このルールが適用されるため、怪我をしながらも必ず打席に立って1打席は完了する必要があるのです。

大谷翔平はDHのあるパ・リーグながら投手でありながらDH制を適用しなかった

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現在メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手は、

日本ではDH制のあるパ・リーグ日本ハムファイターズでプレーをしていました。

 

しかし大谷選手といえば“二刀流”の選手で、投手もでき打撃もできる選手です。

そんな大谷選手は福岡ソフトバンク戦で

“1番ピッチャー”として出場し、先頭打者ホームランを記録した事は

多くの野球ファンに衝撃を与えました。

 

このように選手やチームによってはあえてDHを使用しないこともあります。

DHで起用される選手の多くは打撃が良く、守備が苦手な選手

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DHのルールがあることによって打撃が得意ということだけでもレギュラーとして活躍できる事が可能です。

 

大谷選手のようなケースは非常に珍しいもので、多くの投手はDH制を使用します。

そうなると投手の代わり打撃を行う選手が必要となるため

“守備が苦手だが、打撃は得意”

という選手がレギュラーになります。

 

セパ交流戦日本シリーズではホーム球場によってDHの有無が異なる

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日本プロ野球では、セパ交流戦日本シリーズセ・リーグのチームとパ・リーグのチームが試合をします。

そうなると

セ・リーグではDHはないけど、パ・リーグではあるからそこはどうなるの?」

という風になります。

 

これを解決するのが“主催するチーム(ホーム球場)”です。

という風になります。

DH制の有無はチーム編成を大きく変える

DHがあるか無いかというのは非常に大きなポイントです。

普段DHのあるパ・リーグのチームがセ・リーグ主催の試合だとDHは適用できません。

そのため、いつもはDHとして出場している選手は

  • レギュラーを外す
  • 普段は行わない守備を行わせて出場させる

このどちらかを行わないといけません。

 

ですので、セパ交流戦では普段と違う選手がポジションを守ったりします。

守備が苦手でエラーをしてしまう場面が多いのもDH制の有無が関係しています。

 

一方で普段DHの無いセ・リーグでは、パ・リーグ主催の試合だと

DHを使用出来るため、普段は出られない選手が出場できるようになります。

 

 

一見ここだけ見るとセ・リーグの方が有利に感じるかもしれませんが

14年間でセ・リーグのチームが交流戦を優勝しているのは

わずか“3度”しかありません。

DHには賛否両論の声がある

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DH制については賛否両論の声があります。

 

DH制を導入する事で、出場できる選手が増えるため

セ・リーグも導入すべき」

という声がある一方で

「投手も打撃を行わないと野球ではない」

という声があるのも現状です。

 

 そしてこの意見について僕は

「このままでいい」

と考えます。

 

もちろんどちらの意見も言っている意図は理解できます。

「DH制を導入して、出場できる選手を増やすべき」

という意見に対しては、

 

投手が打席に立つことで野球は面白くなる部分があります。

プロの世界では投手が打席に立った時は確実にアウトを取るという事が鉄則なのですが、

投手に対して投げるというのは非常に神経を使う物で、非常に難しいものです。

 

実際の試合でも、投手に対して四死球やヒットを与えてしまいそこから逆転されるということは良く起きます。

 

これは野球を見ている人からしたら楽しみの1つなので、完全DH制にしてしまうと

この楽しさが消えるのでそこは反対です。

 

一方

「投手も打撃を行う方がいい」

という意見に対しては

国際大会(WBC)などではDH制が導入されるので、

世界を考えDH制は導入すべきだといいます。

 

もし日本のDH制を無くしてしまうと

国際大会のDH制のルールに手こずると考えます。

 

こう言った意見から

パ・リーグはDH制を導入し、セ・リーグは導入しないこと”

このままを推奨します。

 

これはあくまで1個人の意見なので、野球好きな人同士で語り合うのも面白いかもしれません。

 

そしてDHのルールだけでなく、野球のルールを理解することで様々な戦術やチームの戦い方がわかるようになります。

 

こうなってくると野球観戦はさらに面白いものになります。

野球が好きな人は是非ルールの勉強もしてみてください。

 

以上がDHのルールについてでした。

読んでいただきありがとうございました。

少年野球の変化球禁止について真剣に考える

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今の日本の野球界では基本的に

「小学生が変化球を投じる事は禁止」

とされています。

 

もちろん所属するリーグによっては変化球が許可されているものもあるが、

基本的には“禁止 ”されています。

 

そこで今回は「少年野球で変化球を禁止」する事で考えられる様々なメリットやデメリットについて考えていきます。

 

賛否両論のあるこのルールについて徹底的に紐解いていこう。

 

全日本軟式野球連盟学童部など多くのリーグで変化球は禁止

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先ほども述べたようにリーグによっては変化球を許可しているリーグもあるものの、

ほとんどのリーグでは変化球は禁止されています。

 

野球をあまり知らない人は

「なんで小学生だけ変化球を禁止する必要があるの?」

と思う人もいるかもしれません。

 

しかしこのルールには小学生を思いやる意味があるのです。

小学生の将来を考えてこのルールは存在する

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今、少年野球に限らずアマチュア野球では

“投手の投げすぎ”が問題になっています。

 

そして投げすぎによって肘や肩を壊してしまうと、

2度と本来のボールが投げられなくなってしまう事もあるのです。

 

そして肩や肘に負担をかけるのは投げすぎだけでなく、

“変化球”も肘や肩に負担をかけます。

 

野球には様々な変化球が存在していますが、

どれもストレートより負担がかかるボールなのです。

 

そういった事から、多くの野球連盟は小学生が変化球を投げることを禁止しています。

多くの子供が大きな怪我をする事なく、野球を続けられる事を願って禁止しているのです。

当然このルールに反対意見もある

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小学生の将来を考えたこのルールだが、

もちろん反対意見もあります。

 

この変化球を禁止しているのは“小学生”だけであって、

中学生になれば変化球は解禁されます。

 

そのため

「どうせ中学生になって投げるなら小学生だけ禁止するのは意味がない」

「中学生になって、バッターの子は変化球に慣れる必要があるから不利」

など様々な意見があります。

今をみるのか未来をみるかで意見は異なる

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この賛否両論はどの時間軸を見るかによって起きています。

 

  • 今を見ると反対
  • 未来を考えると賛成

この2つに分類されます。

今を見ると反対

小学生のうちからハイレベルな野球を意識するならこのルールは反対になります。

投手にとって変化球は大きな武器である事は間違いないし、

バッターとしても幼い頃から変化球に慣れる事で打者としてのレベルは高くなります。

 

ですので、

「いまの野球レベルをあげる」

という論点で考えると変化球を禁止する事は反対です。

将来を考えると賛成

反対意見とは違い、賛成意見では小学生の“将来”が中心になります。

 

野球に限らず、スポーツ選手にとって1番大きな成長障害が“怪我”です。

怪我をしてしまうと、実戦どころか練習すらできません。

大きな怪我をしてしまうと、何ヶ月もしくは何年とプレーができなくなってしまうのです。

 

また、小学生は成長期であって怪我をしてしまうとその成長を妨げてしまう恐れもあります。

 

中学生になって初めて変化球を投げる・打つということをする選手が多く、

入学してすぐは変化球に戸惑う事はあっても時間が経てば変化球に慣れるものです。

 

世界的にみても、日本人野球選手は変化球に弱いという事はありませんよね?

だから将来を考えれば小学生の頃の変化球禁止が原因で、打つ事・投げる事が苦手という事はありません。 

高校野球にも球数制限が導入された今このルールは絶対になくならない

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高校野球にも球数制限のルールが実施されたり、タイブレイク制が導入され投手の怪我に重きを置いている今の野球界で、小学生の変化球が解禁される事はまず考えられない。

 

高校生ですら球数制限をして体への負担を考慮しているのに、

高校生よりも体ができていない小学生に今よりも負担がかかるルールの実施はあり得ません。

 

とは言っても、カーブやフォークのように肘や肩に負担がかかる変化球の解禁はないもの、チェンジアップやツーシームのような握りを変えるだけの変化球は解禁されるかも。

 

現にいま、少年野球ではツーシームやチェンジアップはグレーゾーンの球種である。

審判が

「これは変化球」

と認識した場合は違反投球を取られ、そのボールがストライクゾーンのボールであっても“ボール”の判定を受けてしまう。

 

ここについては、現時点では何も言えないので追及はしないものの、

とにかく小学生は大きな怪我に気をつけよう。

指導者は選手の怪我に常に気を使うべき

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そして指導者の方は選手の“怪我”には最大限に気を使おう。

小学生の中には、痛みや違和感があっても

「これを言ったら怒られそう」

と思ってしまい、中々周りに言えない選手がいます。

 

そして我慢してプレーを続けた結果、大きな怪我をしてしまうという事は本当によくあります。

 

選手の怪我は選手の責任である事は間違いありませんが、“指導者”にも責任があるのも事実です。

選手が違和感などを素直に話す事ができない環境を作ってしまっている。

選手の痛みなどに気がついても、無視する。

 

これらは全て指導者の責任です。

 

時には厳しい練習が必要なのも事実ではありますが、怪我をしてしまっては元も子もありません。

 

とにかく選手が素直に違和感 ・痛みを告白しやすい環境づくり。

選手の体の状態に気を配る事が指導者の責任であることを理解して指導していきましょう。

 

今後の野球界がより良いものになる事を願っています。

読んでいただきありがとうございました。

少年野球の指導者必見?!子供がやる気がない時の対処法

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どうも!テツトです。

 

この前何となく少年野球の指導者の悩みを見ていたら気になる悩みがありました。

  • 「指導している子が野球に対するやる気が無い」
  • 「子供に野球をさせようと思っているけれど、好きになってくれない」

 

これをみて僕自身も

「野球は好きだったけど、やる気ない時あったなぁ〜」

と考えさせられました。

そしてそれは自分だけでなくチームメイトにも同じ悩みを持つ人もいました。

そんなチームメイトと

「野球辞めたいな」

と語り合った日が懐かしいです。

 

最終的に僕も友人も高校まで野球を続ける事ができました。

そこで今回は1度はやる気が無くなった僕たちが

なぜやる気を取り戻せたのか

それをご紹介します。

 

今野球を辞めようか迷っている人。

指導者として子供のやる気を何とか出させたい人に向けてアドバイスをご紹介します。

 

そもそもなんでやる気が無いのかを探す

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野球に対してやる気が無い子には大きく分けて2つのパターンがあります。

  • 野球自体は好きだけど、結果が出なくてやる気が無い
  • 野球自体がそこまで好きでは無い 

 

ほとんどのやる気のない子がこのどちらかのパターンに当てはまります。

そしてどちらのパターンに当てはまるのかによってアドバイスは全く別のものになるのです。

 

ですので、自分または指導しておられるお子さんはどちらのパターンで悩んでいるのか考える事が最優先です。

野球自体は好きだけど、結果で悩んでいる子供たち

「自分は野球は好きだけど、うまくないからやる気がでない」

そういったお子さんたちの解決策は

“ほんの少しの成長でも褒める”事です。

 

極端な話をすれば、

野球が好きだけど結果が出なくてやる気のない子供は

めちゃくちゃ上達すれば野球に対する取り組みが変わります。

 

ですが、野球を上達させるという事は非常に難しいものです。

今もなお育成論というのは進化を遂げているように、完成された育成論はありません。

 

しかし、結果としては現れていないだけで、

本当は上達している事は良くあるんです!!

 

だから指導者の方は、

お子さんのほんの少しの成長を褒めてあげてください。

けれど、うそをついてはいけません。

見ていて

「ここは本当に良くなっている」

そう思う部分を素直に伝えてあげましょう。

 

野球をやっているとあまり誰かから褒められるという事はありません。

ですので今よりも少しでも多く褒めるとお子さんは嬉しいものです。

さらに、お子さんは自分の成長が分からないものです。

だから、指導者としてみている方が変化に気がつき褒めてあげましょう。

そうする事で今よりはやる気をもって野球に取り組んでくれる事でしょう。

褒められて嬉しかった

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僕が小学生の頃やる気のなかったパターンは

“野球自体は好きだったけど、結果が出なくてやる気のない”ほうでした。

そんな僕を助けてくれたのが

“指導者”と“親”でした。

 

僕のいたチームは礼儀こそ厳しいものの、チームの雰囲気自体は非常に和やかなものでした。

そんなチームだったこともあり、素直に良いところは褒めてくれました。

そして両親も自主練やチームの練習を終えると

「お疲れさま」

とか

「頑張ったね」

と声をかけてくれました。

小学生だった頃の自分にはそれだけで満足でした。

 

そういった環境のおかげで僕たちはやる気を取り戻し、

高校最後の夏の大会まで野球を続ける事ができました。

 

野球自体が好きでないお子さんにまず好きになれる環境を

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そもそも野球が好きでもないお子さんに

「やる気をもって野球をしろ」

とは無謀すぎます。

 

例えばあなたは全く絵を描くのが好きではないのに

「もっとやる気をもって絵を描け」

なんて言われたらどう思いますか?

そこまで絵が好きではないのにさらに好きじゃなくなりますよね??

 

だからまずはお子さんに野球を好きになってもらえる環境を作ってあげましょう。

具体的には

  • 一緒にプロ野球観戦に行く
  • キャッチボールをしてみる

こういった事をまずは行なってみてください。

 

とにかく野球というスポーツは触れさせてみて、それで野球の事が好きになる事ができたら、野球に取り組む態度も変わります。

あなたの考えを勝手に押し付けていませんか? 

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「野球が大好き」

この気持ちがある子が野球を続けることは決して難しい事ではありません。

 

それに対して、野球がそもそも好きでない子は正直野球を続ける事は難しいです。

 

ですが1つ言わせてください。

「野球を続けて欲しいというのはあなたのワガママではありませんか?」

 

あなたが学生時代に甲子園に行けなかったからその夢を託すとか、

子供には将来プロ野球選手になって欲しいというのは“あなたの考え”であって

“子供の考えではない”ということをキチンと理解しましょう。

 

もちろんこういった考えを全否定するわけではありません。

しかし、あなたのお子さんも1人の人間であって

同じDNAであってもあなたと全く同じ人間ではありません。

 

あなたが美味しいと思うものも、お子さんはマズイと感じるかもしれません。

でもこれは普通なのです。

だから、あなたが野球がものすごく好きだからといってもお子さんも野球が大好きになるかは分かりません。

 

ですので、自分の考え・感情を全て正しいと思うのではなく

お子さんにはお子さんの考えがあることを理解しましょう。

野球が全てでは無い

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お子さんが正直

「野球が好きでない」

と感じているなら、無理に野球をさせる必要はないのでは?

 

今の世の中、“自分の好きなこと”を極める事ができたら生きていけます。

 

そして1度しかないお子さんの人生ですので、素直にお子さんの好きなことをさせてあげてはいかかですか??

 

もちろん、勉強などしないといけない事をさせるのはもちろんなのだが

お子さんがとても

「サッカーが好き」

ならサッカーをさせてあげるべきです。

 

「自分は野球しかしてこなかったからサッカーは分からない」

そんな人も大丈夫です。

お子さんはそのことを知っているかどうかは気にしません。

大事なのは“応援してくれる”ことです。

 

1度きりの人生。

お子さんの好きな事に一緒に夢中になってみてはいかがですか?

 

練習試合の相手マネジャーは要注目?野球部あるある第11弾

みなさんこんにちわ!

 

今回は野球部あるある第11弾です。

 

今回紹介するのは、、、

“練習試合の相手マネジャーは要注目?”

です。

 

内容に入る前に1つだけ言わせてください。

 

「野球部はバカばっかりです!!」

⚠︎もちろん全員がそういうわけではありません。

あらかじめご了承ください。

 

それではいきましょう。

let's野球部あるある!!

野球部員は相手マネージャーが女子かどうか絶対に確認する

以前この記事でも書いたように、

野球部あるある“女子が見ていたら声デカくなる” - ベースボールブログ

野球部員は女子にめちゃくちゃ敏感です。

そして、学校によっては女子マネジャーを募集していなかったり、

そもそも男子校だったりします。

 

そういったことから野球部員は、

練習試合で相手チームのマネジャーが女子マネジャーか男子マネージャーか絶対に確認をします。

 

確認した結果、“女子マネジャー”だとそれだけでテンションが上がります。

野球部員は本当に単純なのです。

相手マネージャーがタイプかどうか討論会が開かれる

相手マネージャーが女子という事が確認を取れたら、

絶対にみんな顔が可愛いか気にします。

 

「相手のマネジャーめっちゃ可愛くね?」

「おれはタイプじゃないわ〜」

と謎の討論会が行われます。

 

しかも勝手にタイプかどうかのはなしをするんですよ?

今思えば、失礼でしかありません。

(現役中に戦った女子マネージャーのみなさん。あの頃は申し訳ありませんでした)

 

けれど、実際に野球部ではこの討論会が行われているのは事実です。

1人は絶対に「相手のマネジャーのためにプレーをする」宣言する

相手マネジャーが自分のタイプだった場合、

 

“絶対”に1人は

「あの子のためにプレーをする」

と謎の宣言をするやつがいます。

 

そしてこの試合に目標は・・

「あの子を惚れさせる!!!!」

 

(いや・・絶対に無理だろ)

みんなが無理だと思います。

けれど、本人はマジです。

 

「試合でめちゃくちゃ活躍すれば、あの子は自分に惚れてくれる」

そう野球部員は信じてプレーをします。

相手ピッチャーがマネジャーと仲良いと燃える

相手マネジャーは“マネジャー”なので相手選手と仲がいいのは当然なのだが、

なぜかマネージャーと選手が仲良く会話をしていると

こっち側は燃えます。

 

さらにそれがピッチャーだった場合はとにかく打つ事に必死です。

本当に野球部員は単純です。

 

今回は短くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。

 

また次回!!

 

 

 

 

 

見逃し三振した時はギリギリ感を出す?野球部あるある第10弾

野球をやった事がある人、今現在野球をやってる人

「見逃し三振したことありますか?」

この質問に

NO!!

と答える方にはわからないあるあるですが、

野球をやっていれば誰しもが“見逃し三振”はするものです。

そして、不思議な事に見逃し三振をした選手は謎にギリギリストライクだった感を出します。

野球部なら全員が分かると思います。

では具体的に説明していきます。

let's野球部あるある!!

 見逃し三振はバッターとして1番やってはいけない

野球をやっている人・やっていた人はわかると思いますが、

バッターにおいて1番やってはいけない打ち取られ方が“見逃し三振”です。

空振り三振と見逃し三振は“三振”という事に変わりはないものの印象が全く違います。

空振り三振では、バットを振っているので、打つ気はあったものの相手投手の方が1枚上手だったという事になる。

それに対して見逃し三振は、バットすら振っていないから、そもそも打つ気が無いという事になる。

 

つまり、バッターにおいて“見逃し三振”は避けていきたいものです。

プロ野球選手で主力で活躍する選手の中には、

相手が好投手でボールに慣れるために、仕方なく見逃し三振をする選手もいます。

 

ですが、アマチュア野球ではこういったことは許されません。

マチュア野球で投手のボールに慣れるには“とにかく振ってボールに合わせる”というのが基本になります。

ですので、バッターが初球をあえて見逃す事はあっても見逃し三振をすることはダメな事なのです。

仕方のない見逃し三振もある 

ではアマチュア野球では“見逃し三振”は全てダメかというとそうでもありません。

実は許される見逃し三振”も存在するのです。

 

許される見逃し三振に関係しているのは“審判”です。

マチュア野球の審判は、大きな大会でない限り専属の審判がジャッジを行なう事はあまりありません。

さらに、プロ野球の審判と違いアマチュア野球の審判は全てボランティアで行ってくださりプロの審判のような厳しい試験などはありません。(高校野球の審判もボランティア)

そのため、どうしても曖昧なジャッジであったり誤審というものが増えます。

それはストライクゾーンも例外ではありません。

 

トップレベルの審判だとストライクゾーンがブレるという事は少ないですが、

プロの審判でないとどうしてもストライクゾーンがぶれてしまいます。

だから、

「これは完全にボールだろ」

というボールがストライクと判定されて、見逃し三振をしてしまう事があります。

しかしこの“見逃し三振”だけはバッターが唯一許される“見逃し三振”です。

だから選手は見逃し三振をしたらギリギリ感を出す

選手たちはいかに見逃し三振をしてはいけないのか分かっているものの、

どうしてもしてしまうものなのです。

そこで選手は無意識というかいつのまにか見逃し三振をした時は

「そこストライク?!」

感を出すようになります。

 

野球をやった事がない人で疑っている人は、

地元の中学校の野球部の練習試合を見に行ってください。

正直、笑ってしまうほどみんな“ギリギリ感”を出しますよ?

 

この“ギリギリ感”を出すのは監督に怒られないためというだけでなく、

本当に無意識にやってしまうんです。

けど、後々考えたら

「やっぱりあれはストライクで正解だな」

となります。

野球選手も不思議ですよね。

審判のジャッジに文句は絶対に言ってはいけない

よく、プロ野球では審判のジャッジに納得ができず審判と揉めるシーンがあります。

ですがアマチュア野球では絶対にやってはいけません。

マチュア野球の“審判”は先程も述べたようにボランティアで行ってくださっています。

お金を貰える訳でもないのに、選手のためにジャッジをしてくださっています。

だから、判定が間違っているからといって選手は絶対に文句を言ってはいけません。

それだけで、チームの雰囲気も悪くなり、なにより見ている人たちが不快になります。

 

本当に間違った判定は監督がキチンと確認をとってくれます。

だから選手はどんなに間違ったジャッジでも、素直に受け止めプレーをするように心がけましょう。

 

 以上が野球あるある第10弾でした。

野球選手は不思議な生きものですね。

それではまた次回!!

 

 

 

野球部の先輩はカッコいいけど死ぬほど怖い?野球部あるある第9弾

みなさんこんにちわ!

今回は野球部あるある第9弾の

”野球部の先輩はカッコいいけど死ぬほど怖い?“

です。

 

現在では体罰なども減り、優しくなってきている先輩ですが

やはり後輩にとっては”怖い存在“ですよね。

それでは

let's野球部あるある!!

野球部の先輩はとにかく怖い

1年生の時の3年生は神様

入部したての1年生にとって、世の中で1番恐ろしい存在が

3年生の先輩“です。

お化け?

監督?

コーチ?

いいえ。

1番怖いのは”3年生の先輩“です。

もちろんお化けや監督は怖い存在なのですが、

3年生の先輩には勝てません。

 

なにかをされたとかっていう訳ではなく、

とにかく雰囲気が怖いんです。

1年生はいち早く3年生の先輩の名前を覚える

入部した1年生がいち早く行わなければいけないのが、

”先輩の名前を覚える“事です。

2年生の先輩も大事なのですが、

まずは3年生の名前を覚えます。

 

もし3年生の先輩に話しかけていただいた時に、

「先輩の名前が分かりません」

というのは論外です。

 

3年生の先輩は1年生の名前を覚える必要はありませんので、

話しかけていただく時は大体

「お前!!」

呼ばわりですが、1年生が名前をわからないのは非常に失礼です。

なので、同期の人全員で、

「あの先輩何って名前?」

と確認し、覚え合うのが野球部の恒例行事です。

俺の名前は?は地獄です

入部したての1年生に3年生の先輩は

「俺の名前は?」

とノリで質問される事があります。

 

けど、これが1年生にとってはキツイのです。

入部してから3年生の全ての方の名前を覚えるという事はかなり時間がかかります。

もちろん覚えるのが早い人もいますが、なかなか覚えられないのが現状です。

だから3年生の

「俺の名前は?」

はとにかくキツイ。

 

さらにキツイのが、

質問された先輩の名前を答えられた後に、

「じゃあ、アイツは?」

「いや、誰やねん」(心の声)

これが1番キツイです。

しかもそれに答える事ができなかったら、

その本人に

「コイツお前の事が分からんらしいで」

(・・・この先輩性格悪すぎる)

みたいな感じになります。

 

ですので、1年生はなるべく早く先輩の名前を覚えましょう。

先輩とのノックが怖すぎる

全体練習でたまたま監督の目にとまり、

「〇〇、全体ノック入れ」

と言われることがあります。

 

監督にこのように言っていただけるのは非常に光栄な事で、

うまくアピールできれば、夏の大会でベンチ入りできる可能性があるのです。

しかしこのノックに1年生が入るという事は、

3年生の誰かがベンチを外れる可能性が高くなるという事です。

 

ですので、このノック中の3年生からのプレッシャーが半端ないのです。

1年生はもちろん、死ぬほど声を出しているものの先輩から

「お前元気ないなら外れろ」

「代わりはいっぱいおるけぇ、代われ」

など言われます。

 

さらにノック中にエラーをすると

「集中しろ」

「まだ早い」

など言われます。

本当に怖すぎます。

しかも1年生が何人もノックに参加する事はなく、

1人が普通で多くて2人です。

だから仲間なんていません。

怖いけど3年生はカッコいい

ノックが終わるとアドバイスをくれる

ここまで読んだだけだと

「3年生は本当に理不尽」

と思われるかもしれません。

けれど実は違うんです。

 

先程のノックの話を読むと

「イジメみたい」

と思う方もいると思いますが、これは3年生の優しさなのです。

 

実際にノックが終わった後は多くの先輩が話しかけに来てくださって、

「頑張れよ」

「お前はここはいいけど、もう少しこうしたら?」

などアドバイスをくださります。

 

そして3年生が引退されてから、

なぜノック中に1年生に厳しい言葉を投げかけるのか聞いてみたら

「試合では練習とは比べられないほどプレッシャーがかかる。

だから、その1年生が試合のプレッシャーに押し潰されないように、

厳しい声をかけ、試合が楽になるようにああやっている」

と言われて、

「ここまで、考えてくださっていたのか」

と感動しました。

引退したらめちゃくちゃ優しい

3年生の先輩は引退されるとものすごく優しくなられます。

先輩によっては”タメ語“まで許す人もいるほどです。

 

しかし現役中にそれをしてしまうと、チームの雰囲気が緩くなり

練習での緊張感がなくなるため厳しくしている模様。

 

本当は後輩に優しくしたいけれど、チームのために厳しく対応されている人もきっと少なくないはずです。

 

そして3年生の先輩は1年生の先輩にとって憧れの存在です。

引退後にそういった話を聞くとさらに尊敬します。

だから現役中は

「3年生は怖すぎて、嫌い」

という人も引退してから好きになる人も多いと思います。

 

野球部の先輩は人生においてもずっと先輩です。

その先輩がずっと”カッコいい先輩“であることを後輩は望みます。

そしてその流れが野球部がある限りずっと続きます。

このいい関係がずっと続くことを願います。