少年野球の指導者必見?!子供がやる気がない時の対処法
どうも!テツトです。
この前何となく少年野球の指導者の悩みを見ていたら気になる悩みがありました。
- 「指導している子が野球に対するやる気が無い」
- 「子供に野球をさせようと思っているけれど、好きになってくれない」
これをみて僕自身も
「野球は好きだったけど、やる気ない時あったなぁ〜」
と考えさせられました。
そしてそれは自分だけでなくチームメイトにも同じ悩みを持つ人もいました。
そんなチームメイトと
「野球辞めたいな」
と語り合った日が懐かしいです。
最終的に僕も友人も高校まで野球を続ける事ができました。
そこで今回は1度はやる気が無くなった僕たちが
“なぜやる気を取り戻せたのか”
それをご紹介します。
今野球を辞めようか迷っている人。
指導者として子供のやる気を何とか出させたい人に向けてアドバイスをご紹介します。
そもそもなんでやる気が無いのかを探す
野球に対してやる気が無い子には大きく分けて2つのパターンがあります。
- 野球自体は好きだけど、結果が出なくてやる気が無い
- 野球自体がそこまで好きでは無い
ほとんどのやる気のない子がこのどちらかのパターンに当てはまります。
そしてどちらのパターンに当てはまるのかによってアドバイスは全く別のものになるのです。
ですので、自分または指導しておられるお子さんはどちらのパターンで悩んでいるのか考える事が最優先です。
野球自体は好きだけど、結果で悩んでいる子供たち
「自分は野球は好きだけど、うまくないからやる気がでない」
そういったお子さんたちの解決策は
“ほんの少しの成長でも褒める”事です。
極端な話をすれば、
野球が好きだけど結果が出なくてやる気のない子供は
めちゃくちゃ上達すれば野球に対する取り組みが変わります。
ですが、野球を上達させるという事は非常に難しいものです。
今もなお育成論というのは進化を遂げているように、完成された育成論はありません。
しかし、結果としては現れていないだけで、
本当は上達している事は良くあるんです!!
だから指導者の方は、
お子さんのほんの少しの成長を褒めてあげてください。
けれど、うそをついてはいけません。
見ていて
「ここは本当に良くなっている」
そう思う部分を素直に伝えてあげましょう。
野球をやっているとあまり誰かから褒められるという事はありません。
ですので今よりも少しでも多く褒めるとお子さんは嬉しいものです。
さらに、お子さんは自分の成長が分からないものです。
だから、指導者としてみている方が変化に気がつき褒めてあげましょう。
そうする事で今よりはやる気をもって野球に取り組んでくれる事でしょう。
褒められて嬉しかった
僕が小学生の頃やる気のなかったパターンは
“野球自体は好きだったけど、結果が出なくてやる気のない”ほうでした。
そんな僕を助けてくれたのが
“指導者”と“親”でした。
僕のいたチームは礼儀こそ厳しいものの、チームの雰囲気自体は非常に和やかなものでした。
そんなチームだったこともあり、素直に良いところは褒めてくれました。
そして両親も自主練やチームの練習を終えると
「お疲れさま」
とか
「頑張ったね」
と声をかけてくれました。
小学生だった頃の自分にはそれだけで満足でした。
そういった環境のおかげで僕たちはやる気を取り戻し、
高校最後の夏の大会まで野球を続ける事ができました。
野球自体が好きでないお子さんにまず好きになれる環境を
そもそも野球が好きでもないお子さんに
「やる気をもって野球をしろ」
とは無謀すぎます。
例えばあなたは全く絵を描くのが好きではないのに
「もっとやる気をもって絵を描け」
なんて言われたらどう思いますか?
そこまで絵が好きではないのにさらに好きじゃなくなりますよね??
だからまずはお子さんに野球を好きになってもらえる環境を作ってあげましょう。
具体的には
- 一緒にプロ野球観戦に行く
- キャッチボールをしてみる
こういった事をまずは行なってみてください。
とにかく野球というスポーツは触れさせてみて、それで野球の事が好きになる事ができたら、野球に取り組む態度も変わります。
あなたの考えを勝手に押し付けていませんか?
「野球が大好き」
この気持ちがある子が野球を続けることは決して難しい事ではありません。
それに対して、野球がそもそも好きでない子は正直野球を続ける事は難しいです。
ですが1つ言わせてください。
「野球を続けて欲しいというのはあなたのワガママではありませんか?」
あなたが学生時代に甲子園に行けなかったからその夢を託すとか、
子供には将来プロ野球選手になって欲しいというのは“あなたの考え”であって
“子供の考えではない”ということをキチンと理解しましょう。
もちろんこういった考えを全否定するわけではありません。
しかし、あなたのお子さんも1人の人間であって
同じDNAであってもあなたと全く同じ人間ではありません。
あなたが美味しいと思うものも、お子さんはマズイと感じるかもしれません。
でもこれは普通なのです。
だから、あなたが野球がものすごく好きだからといってもお子さんも野球が大好きになるかは分かりません。
ですので、自分の考え・感情を全て正しいと思うのではなく
お子さんにはお子さんの考えがあることを理解しましょう。
野球が全てでは無い
お子さんが正直
「野球が好きでない」
と感じているなら、無理に野球をさせる必要はないのでは?
今の世の中、“自分の好きなこと”を極める事ができたら生きていけます。
そして1度しかないお子さんの人生ですので、素直にお子さんの好きなことをさせてあげてはいかかですか??
もちろん、勉強などしないといけない事をさせるのはもちろんなのだが
お子さんがとても
「サッカーが好き」
ならサッカーをさせてあげるべきです。
「自分は野球しかしてこなかったからサッカーは分からない」
そんな人も大丈夫です。
お子さんはそのことを知っているかどうかは気にしません。
大事なのは“応援してくれる”ことです。
1度きりの人生。
お子さんの好きな事に一緒に夢中になってみてはいかがですか?