ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

野球部の先輩はカッコいいけど死ぬほど怖い?野球部あるある第9弾

みなさんこんにちわ!

今回は野球部あるある第9弾の

”野球部の先輩はカッコいいけど死ぬほど怖い?“

です。

 

現在では体罰なども減り、優しくなってきている先輩ですが

やはり後輩にとっては”怖い存在“ですよね。

それでは

let's野球部あるある!!

野球部の先輩はとにかく怖い

1年生の時の3年生は神様

入部したての1年生にとって、世の中で1番恐ろしい存在が

3年生の先輩“です。

お化け?

監督?

コーチ?

いいえ。

1番怖いのは”3年生の先輩“です。

もちろんお化けや監督は怖い存在なのですが、

3年生の先輩には勝てません。

 

なにかをされたとかっていう訳ではなく、

とにかく雰囲気が怖いんです。

1年生はいち早く3年生の先輩の名前を覚える

入部した1年生がいち早く行わなければいけないのが、

”先輩の名前を覚える“事です。

2年生の先輩も大事なのですが、

まずは3年生の名前を覚えます。

 

もし3年生の先輩に話しかけていただいた時に、

「先輩の名前が分かりません」

というのは論外です。

 

3年生の先輩は1年生の名前を覚える必要はありませんので、

話しかけていただく時は大体

「お前!!」

呼ばわりですが、1年生が名前をわからないのは非常に失礼です。

なので、同期の人全員で、

「あの先輩何って名前?」

と確認し、覚え合うのが野球部の恒例行事です。

俺の名前は?は地獄です

入部したての1年生に3年生の先輩は

「俺の名前は?」

とノリで質問される事があります。

 

けど、これが1年生にとってはキツイのです。

入部してから3年生の全ての方の名前を覚えるという事はかなり時間がかかります。

もちろん覚えるのが早い人もいますが、なかなか覚えられないのが現状です。

だから3年生の

「俺の名前は?」

はとにかくキツイ。

 

さらにキツイのが、

質問された先輩の名前を答えられた後に、

「じゃあ、アイツは?」

「いや、誰やねん」(心の声)

これが1番キツイです。

しかもそれに答える事ができなかったら、

その本人に

「コイツお前の事が分からんらしいで」

(・・・この先輩性格悪すぎる)

みたいな感じになります。

 

ですので、1年生はなるべく早く先輩の名前を覚えましょう。

先輩とのノックが怖すぎる

全体練習でたまたま監督の目にとまり、

「〇〇、全体ノック入れ」

と言われることがあります。

 

監督にこのように言っていただけるのは非常に光栄な事で、

うまくアピールできれば、夏の大会でベンチ入りできる可能性があるのです。

しかしこのノックに1年生が入るという事は、

3年生の誰かがベンチを外れる可能性が高くなるという事です。

 

ですので、このノック中の3年生からのプレッシャーが半端ないのです。

1年生はもちろん、死ぬほど声を出しているものの先輩から

「お前元気ないなら外れろ」

「代わりはいっぱいおるけぇ、代われ」

など言われます。

 

さらにノック中にエラーをすると

「集中しろ」

「まだ早い」

など言われます。

本当に怖すぎます。

しかも1年生が何人もノックに参加する事はなく、

1人が普通で多くて2人です。

だから仲間なんていません。

怖いけど3年生はカッコいい

ノックが終わるとアドバイスをくれる

ここまで読んだだけだと

「3年生は本当に理不尽」

と思われるかもしれません。

けれど実は違うんです。

 

先程のノックの話を読むと

「イジメみたい」

と思う方もいると思いますが、これは3年生の優しさなのです。

 

実際にノックが終わった後は多くの先輩が話しかけに来てくださって、

「頑張れよ」

「お前はここはいいけど、もう少しこうしたら?」

などアドバイスをくださります。

 

そして3年生が引退されてから、

なぜノック中に1年生に厳しい言葉を投げかけるのか聞いてみたら

「試合では練習とは比べられないほどプレッシャーがかかる。

だから、その1年生が試合のプレッシャーに押し潰されないように、

厳しい声をかけ、試合が楽になるようにああやっている」

と言われて、

「ここまで、考えてくださっていたのか」

と感動しました。

引退したらめちゃくちゃ優しい

3年生の先輩は引退されるとものすごく優しくなられます。

先輩によっては”タメ語“まで許す人もいるほどです。

 

しかし現役中にそれをしてしまうと、チームの雰囲気が緩くなり

練習での緊張感がなくなるため厳しくしている模様。

 

本当は後輩に優しくしたいけれど、チームのために厳しく対応されている人もきっと少なくないはずです。

 

そして3年生の先輩は1年生の先輩にとって憧れの存在です。

引退後にそういった話を聞くとさらに尊敬します。

だから現役中は

「3年生は怖すぎて、嫌い」

という人も引退してから好きになる人も多いと思います。

 

野球部の先輩は人生においてもずっと先輩です。

その先輩がずっと”カッコいい先輩“であることを後輩は望みます。

そしてその流れが野球部がある限りずっと続きます。

このいい関係がずっと続くことを願います。