プロ野球の珍記録まとめ
立浪さんと言えば最多二塁打記録を持っていますが、歴史の長い野球界には少し変わった記録も多く残っています。
そこで今回は野球界の珍記録を紹介します。
プロ野球編
ノーヒットノーランを3回逃す
元西武の西口文也さんはなんと3回ものノーヒットノーランのチャンスを逃しているんです。
2002年8月26日 千葉ロッテ戦
この試合では福浦和也選手に与えた四球のみの出塁で9回2アウトまでノーヒットノーランでしたが、最後の打者の小坂誠選手にセンター前ヒットを打たれて大記録の達成を逃しました。
しかしその後は後続をしっかり打ち取り完封しています。
2005年5月13日 読売ジャイアンツ戦
この試合では、清原和博選手に与えたデットボールのみ出塁を許してしますが、これまた9回2アウトまでノーヒットノーランでした。ですが最後の打者清水隆行に安打を許してしまい2度目のチャンスも逃してしまいます。しかもその安打もまさかのホームランだったため、完封勝利も逃してしまいます。
なんとこの試合では9回まで完全試合でしたが、味方の援護がなく延長戦に突入。
その延長戦10回に沖原佳典に安打を許し、またまた大記録達成を逃す。
結局その試合は味方が10回の裏にサヨナラを決め1-0で勝利しています。
よくテレビなどでは不運な選手として取り上げられていますが、ここまでチャンスがあった事が凄いと思います。
プロ野球の投手でも本当にトップレベルの投手にしかチャンスがないのに3度もチャンスがあったというのは西口投手の実力の高さの象徴でもあると思います。
連続デットボール記録
この記録を持っているのは元広島の松本奉文さんです。
現在は広島のスカウトとしてチームに貢献されている人なのですが、現役時代に多くのデットボールを受けました。
そして記録となった連続デットボールは2005年4月21日から始まります。
まず4月21日にデットボールを受けた後1軍での出場機会はなく、再び1軍のバッターボックスに立ったのは6月8日。この試合で久々にバッターボックスに立つと、斉藤和巳投手からデットボールを受けました。
さらにその翌日に代打として出場すると、ペドロ・フェリシアーノ投手からデットボールを受け、その次の打席でも、三瀬幸司投手からデットボールを受けなんと4打席連続デットボールを記録しました。
その翌日の試合での打席でショートゴロに倒れこの記録は4でストップしました。
この連続デットボール記録は公式的な記録出ないので参考までに。
連続打席無本塁打記録
この記録はどのくらいの打席連続してホームランを打たなかったのかというもので、プロ野球選手の中にはホームランを打つタイプでない選手は多くいますが、それでも何本かホームランは打ちます。
そこで一番連続でホームランを打たなかった選手を紹介します。
この記録は持っているには元阪神タイガースの赤星憲広選手です。
赤星選手は2001年から2009年の9年間で打ったホームランは3本です。
しかし3本目を打ったのは2005年であって、それからは引退するまでの2009年まで1本もホームランを打っていません。
その打席数はなんと、2528打席です。
怪我の影響で引退してしまったものの、もし現役を続けていたらもう少し記録が伸びていたものと思われます。
高校野球編
4アウト
この記録は1985年8月11日の益田高校(島根)対帯広農業(北海道)での試合で生まれました。
4-2とリードしていた益田の9回表の攻撃。1アウト2、3塁の場面でスクイズを決め5点目が入る。打者も1塁に生きたものの、2塁ランナーが本塁を狙うもアウトに。
これによって2アウト1塁に。次の打者がセカンドフライを打ちアウトに。
本来ならここでチェンジなのだが、審判は3アウトのコールをしなかった。両チームともチェンジを認識していたものの、益田高校の監督は「審判が何も言わないなら、行ってしまえ」と打者を送り込み、帯広農業の投手は「チェンジだと思ったが、自分の勘違いだと思った」と。
3アウトになってから、次の打者に1球目が投じられた時に公式記録員からアピールがあったものの球審は気付かず続行。次のボールで3塁ゴロに倒れ4アウト目が成立した。
これに似た事がオリンピックでもあった。
マウンドにいた田中将大投手は3アウト目を取るも次の打者に1球投じてしまう。しかし観客が大きな声でアピールすると田中選手も気づき4アウト目を取らずに無事チェンジに。
いくら審判といえど人間であるため、ミスは起きてしまう。
同都道府県で甲子園決勝??
選抜高校野球では同じ都道府県から2校出場できることもありますが、そんな中で同都道府県で決勝戦を行われたのがなんと5回もあります。
1938年第15回大会 中京商業対東邦南(愛知県)
1941年第18回大会 東邦商業対宮中(愛知県)
1948年第20回大会 京都一商対京都二商(京都府)
そして2017年の第89回大会で大阪府代表の大阪桐蔭と履正社が激突しました。
同じ都道府県で甲子園の決勝を戦っても、夏の甲子園では1校しか甲子園に出場できないのが高校野球の残酷さというか、面白さというか。
以上が様々な珍記録でした。
今年の野球界ではどのような新記録・珍記録が生まれるのか楽しみですね。
ここまで読んでいただきありがとうございました。