ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

調子が悪い日は思い切って練習しないのも有効では!?

よく調子が悪くなると「どうしたら調子が戻るのだろう」と長い迷路に迷い込んだ気分になります。

もちろん、自分の調子が悪い事を明確に原因がわかる人もいると思いますがそんな選手は本当に“一握り”の存在だと思います。

そして僕が今回お伝えする内容は、「自分の調子が悪い原因が分からない」と人に向けてオススメする“あえて練習をしない“というものです。

なぜ練習をするの

僕は思います。

「自分が調子悪い原因が分からないのに何で練習するの??」と。

もちろん練習をしなければ上達はありませんが、大事な大会が近くなって来た時に猛練習をしたところで無駄です。

大会前だけ練習をして野球が上手くなるような上手い話はありません。

それよりも大切なのは、いかに自分のできる最高のパフォーマンスをするかという事です。

能力を上げる事ではなく、いかに自分の能力を試合で発揮できる状態に持っていく事が試合前には重要なのです。

にもかかわらず、大会前になって調子を崩し気味になると目的もなくバットを振る選手はたくさんいます。

調子が悪いという事はスイングであったり、体調であったり、メンタル的な部分であったりなどどこかしらがおかしいから調子が崩れているのです。

だからまずは自分の調子が悪い原因がどこにあるかを考えなければいけません。

それが分からないまま練習しても、もしスイングが原因で調子が悪かった場合その悪いスイングを体に刻み込んでしまう恐れがあるのです。

つまり、調子が悪い時は目的のない練習は僕は無駄だと思います。

意外と体の疲労が調子を崩す原因になっている

これは毎日練習をしている人だとあまり気づかないと思うんですけど、調子が悪い原因の多くはこの”体の疲労“によるものが多いのです。

プロ野球選手を見てもらっても分かる通り、シーズン序盤に調子が良い選手も体のコンディションが保てなくて結果が落ちる事はよくあります。

だからプロ野球選手はキャンプで追い込み、シーズンを戦い抜き体力を身につけているのです。

 

そしてあの現象はプロだけではなく、アマチュア野球でも起きます。

どうしても高校野球などでは毎日練習が基本で、ほとんど休みがない事が多いです。

しかもそれを3年間も続けていると、体が疲れている事に鈍感になってしまいます。

だから調子が悪くなってしまったらまず疑うべきは”自分の体調“です。

その体調を整えるためには休養が必要です。

さらに僕がこの練習をしない事をオススメする理由はもう1つあって、スイングが原因で調子が崩れている時にもこの休養が効いてくるからです。

先ほども述べたようにスイングが原因の時に意味もなく振ってしまうと体がそれを覚えてしまうので休養にはそれを防ぐ効果があるのと同時に、スイングをリセットする事ができるのです。

調子の悪い時のスイングを練習せずにいると、体が忘れ元の自分のスイングに戻すことができます。

 

以上が僕が調子が悪い時には練習をしない事をオススメする理由です。

調子が悪い時はどうしても考えすぎてしまうので、しっかり積極的な休養をとって深く考えないことが重要です。