ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

巨人坂本勇人の好守のカギは冷えたグローブ??

近年巨人の坂本選手の守備力が格段にあがっていることはご存じでしょうか??

その理由に

グローブを冷やす

ということがあるのをご存じでしょうか??

これは普通の選手は1年~2年でグローブを新しくするのだが、坂本選手はグローブへのこだわりがつよく4年連続で同じクローブを使用している。

しかし、野球をしたことがある人はわかると思いますが使い込み過ぎるとグローブの革が柔らかくなりすぐて打球に負けてしまうことが多くなってしまうのです。

それを防ぐために坂本選手は毎イニング守備が終わることにグローブを冷やしている。

遠征先でも必ず冷蔵庫を持参して冷やすことは欠かせない。

そこまで道具にこだわることで坂本選手の守備力は大きく成長した。

そんな守備力が近年大幅にアップした坂本選手について解説します。

 

 

 

 

元々球団からの守備の評価は低いものではありませんが、デビュー当初はリーグ最多エアーを記録した年もあった。

これについて、巨人の選手は

勇人は守備範囲が他の人に比べて段違いに広い。

だから他の人が追いつかないような打球に追いついてエラーが記録される事が多い

と。

坂本選手は肩の強さにも定評があったものの、暴投が多く送球でのエラーが多かった。

守備はうまいものの、安定感がないよう印象でした。

坂本選手のデビュー当初のセ・リーグの代表的なショートが阪神鳥谷敬選手でエラー数も坂本選手の半分以下だった。

そんな坂本選手は二人の選手との出会いで守備力が大きく成長した。

 

 他球団ながら弟子入りを認めた 宮本慎也

 

当時ヤクルトの堅実な守備を支えた宮本選手に坂本選手は自ら弟子入りを申し出た。

宮本選手も坂本選手の将来性・野球への取り組みを評価して弟子入りを認めた。

そして2012年の宮本選手が主催する自主トレ、通称宮本塾に入門。

そこで徹底的に坂本選手に捕球・スローイングの基礎を教え込んだ。

この宮本塾に入門後、坂本選手の堅実さは大幅にアップした。

 

 己の全てを叩き込んだ 井端弘和

 

二人の出会いはWBCで同じチームメイトになったこと。

そこで坂本選手は井端選手の様々な話を聞き、今まで使っていたグローブを変えミズノプロの井端モデルの使用を始める。

 

そして井端選手が巨人に移籍したことが坂本選手にとって大きな転機となった。

井端選手がずっとそばにいてずっと守備のことを教えこんだ。

井端選手も

僕が巨人に移籍した理由の僕が活躍するのはもちろんだが、

勇人の守備のお手本になり、勇人の守備力をあげるため

とコメントしていた。

徹底的に井端選手は坂本選手に教えこんだ。

坂本選手も変なプライドを持つことなく純粋に実践する。

井端選手が現役引退後も巨人のコーチに就任し二人の日々が続く。

 

そして坂本選手は16年17年と2年連続でゴールデングラブ賞を受賞。

今年こそ受賞は逃したものの、今年も守備でもチームを引っ張っていた。

 

坂本選手のここまでの成長の1番の要素は

変なプライドを持たず、純粋野球をうまくなろう

とすることです。

坂本選手ぐらいの活躍で、坂本選手のように他の人の考えを取り入れようとすることは凄いと思います。

坂本選手が菅野選手と一緒に若手を連れて行ったキャンプで若手に対して、

なんで活躍している選手に質問しないの??

それじゃ一緒に練習する意味がない。

自分から聞きに行かないと誰も教えてくれないし、

成長もきっとできない。

と若手に話していた。

 

これはプロの選手に限った話ではない。

マチュア野球でも言えることだ。

本当に野球がうまくなりたいと思うなら、自分が尊敬する人、自分より活躍している人に聞いてみて、弟子入りすれば大きく成長できるのでは??