スイングするときに肋骨の動きを意識したことないでしょ??
みなさんはスイングするときに肋骨の動きを意識したことがありますか??
これは僕の勝手な考えだが、あまり肋骨を意識してスイングしている人はいないと思います。
ですが、肋骨を使うか使わないかで本当にスイングの質が変わります。
インコースが苦手な人は得に肋骨を意識するだけで本当にうまくさばけるようになります。
ではどうように使えば良いのかとどうやって使えるようにするのかを紹介します。
肋骨の使い方
肋骨は人間の体で大きなパーツです。
左右に分かれていて、両側に12本ずつあります。
バッティングで肋骨を使う時は、下半身からきたパワーを軸足側の下の肋骨徐々に上に反対側の肋骨に伝えていくイメージです。
一本一本の動きの感覚が分かればわかるほど、スイングの質はよくなっていきます。
実際にインコースにボールが来たときは、軸足側でない肋骨を速く開くことで空間がうまれインコースをさばくことができます。
しかも、肋骨を開くだけだから腰や肩が開くこともないのでパワーをしっかりボールに伝えることができます。
頭で理解しても肋骨を使えるようにならなければ意味がありません。
次の記事でどのようにすれば使えるようになるのかを紹介します。
肋骨を使えるようになる方法
まず肋骨がどこにあるのかを理解するために指で実際に触ってみましょう。
大雑把に触るのではなく、一本一本丁寧に触ります。
としてここに肋骨があるということを頭にインプットさせます。
これが分かるまでには個人差がありますが、暇があればとにかく触るぐらいやったほうがいいです。
そして次のステップです。
指で触って肋骨を意識できたら次は肋骨を実際に動かす作業です。
いすなどに座り横腹のストレッチのように体を横に伸ばします。
ここで注意してほしいのは
伸ばした方と反対側の肋骨の動きに集中する
ということです。
どういうことかというと、横腹をストレッチするとその反対側の肋骨は伸ばしたい方向に必ず移動します。
しかもこの移動も必ず下の肋骨から動きます。
この動きを頭にインプットさせることが重要で、その感覚も非常に重要です。
これは指で肋骨を触りながらやっても大丈夫です。
でもストレッチをしすぎると体に良くないので、ポイントとしては大きくストレッチするのではなく、肋骨の動きがわかるくらい小さな動きですることです。
それを左右かならずやってください。
ストレッチによって肋骨の感覚が分かってきたら、あとはその動きをスムーズにする作業です。
これも地味ではあるが簡単なもので、肋骨をひたすらユラユラと動かすだけです。
ただここでも注意してほしいポイントは
絶対に力まないこと
肋骨の動きをなめらかにするのに、力みは全くいりません。
逆に力みを取る作業なので絶対に力むことがないように。
一本一本肋周りの筋肉を柔らかくし、なめらかに動くことをイメージしてください。
究極のイメージは肋骨がスライムくらい自由に動かせるようになるイメージです。
肋骨の鍛え方は以上です。
とても地味ではあるがセンスを鍛えるというのはこういうことです。
ですが、地味ではあるがやることにどんどん体の感覚がよくなっていきます。
そして動きもなめらかになり、スイングがどんどん柔らかく力強くなっていきます。
時間のかかる作業ですので1週間でもの凄く打てるようになるといったものではありません。
ですがしっかりと肋骨を使えるようになるとバッティングだけでなく投球や守備にも効果的です。
菊池雄星選手が高校時代に投球中に脇腹を痛めたことがあります。
これはあくまで僕の考えなので参考程度にしてほしいのですが、あれは肋骨が高速になおかつフルに使いすぎたためだと思います。
高校時代の雄星選手は今に比べ体が細く筋肉がついていないために怪我をしてしまったのですが、動き自体は超一流なため肋骨を最大限に使っていたためこのとき、この選手は本物だと思いました。
これは雄星選手だけの話ではなく、プロ野球選手はデットボールを受けてもいないのに脇腹を痛めることが度々あります。
ですが、アマチュア野球でそんな選手いますか??
あまりいないのが現状です。
これは簡単な話で、肋骨を使っているかいないかの差です。
でも肋骨を使えるようになったせいで脇腹を痛めたくないって??
そんな事で悩む必要はありません。
あれは全てオーバーワークであって、しっかりと休養をとれば怪我はしません。
雄星選手は夏の大会での投げすぎ、プロ野球選手も多忙な試合スケジュールなために起きているだけです。
さらに、僕が紹介した肋骨を意識してユラユラ揺らす動きには筋肉の固さをほぐす効果もあるので怪我の予防になります。
普段肋骨を使っていない人は始めの頃は脇腹が筋肉痛になってしまうかもしれませんがこれはいいことです。
普段動いていなかった筋肉が動いたという証拠なのでとても良いことです。
とにかく肋骨をを一本一本さわり、肋骨が柔らかく動かせるようにユラユラ動かしましょう。
これを地道にコツコツ続けることであなたのバッティングの幅は広くなります。
頑張りましょう!!