ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

阪神タイガースの高山選手が今オフは無休トレーニングを表明し復活さらに進化を求める

阪神タイガーズの高山選手があるインタビューで今季のオフについて聞かれると、

休むことは考えていないとコメント。

これまでの野球人生で多くの偉業を達成してきた高山選手の過去をまずは振り返っていこう。

高校は名門の日大三校。

高山選手は高校1年生の秋からレギュラーに定着。

2年生の時に出場した第82回選抜野球大会では、この年に春夏連覇を達成した島袋洋奨擁する興南高校に敗北。

そして月日が経ち、迎えた3年の春。

3年になると1年秋から打っていた1番から5番に定着。

そしてこの年の春夏の高山選手の打撃成績が凄いんです!!!

まず春の選抜では

17打数9安打で打率5割2分9厘。

そして夏の甲子園では

26打数13安打2本塁打で打率5割。

とにかく圧巻的な数字だった。

この年の日大三校は1番から9番まで切れ目もなく、吉永健太郎投手という好投手を擁して夏の大会、山口国体で優勝。

今年高校生NO.1外野手で千葉ロッテからドラフト1位指名された、大阪桐蔭の藤原選手は選抜では

22打数8安打で打率3割6分4厘。

夏の甲子園では

26打数12安打3本塁打で4割6分2厘。

本塁打こそ1本差で劣るのだが、打率では高山選手の方が上なのだ。

 

そんな高山選手は高校卒業後すぐにプロに行くのではなく、大学でさらに力をつけてからプロに挑戦することを表明し、名門明治大学に進学する。

大学に入学してすぐ高山選手はレギュラーに定着しました。

1年の春季リーグでは打率4割1分7厘の高打率を残しベストナインに選出される。

そしてそこから高山選手はコンスタントに結果を残し続け、大学通算131本ものヒットを打ち、大学通算最多安打の記録を更新した。

高山選手はリーグ戦通算で102試合に出場し、

打率3割2分4厘8本塁打45打点の成績。

さらに6回もベストナインに選出された。

 

 

そして高山選手は日大三校~明治大学を卒業し、2015年のドラフト会議でヤクルトとの強豪の末阪神が交渉権を獲得し、阪神タイガースに入団。

ヤクルトの元監督、真中監督が外れクジを間違えてガッツポーズをした選手がこの高山選手です。

金本監督の初仕事でも抽選でしっかりと交渉権を獲得し、金本監督も髙山選手の活躍には大きく期待しており、元阪神で最強の助っ人外国人とも言われていたマートン選手がつけていた9番を託した。

 

そしてプロの世界に入るも、ドラフト前の慶應大学との試合で右手を骨折してしまいキャンプは2軍スタートとなった。

だが、髙山選手のスイングは首脳陣が絶賛するものであり、開幕ではなんとスタメンを勝ち取るのです!!

そしてその開幕戦で鳥谷敬以来の新人選手の開幕安打を記録した。

この年の髙山選手の活躍も圧巻でした。

134試合に出場し

打率2割7分5厘、136安打、8本塁打、65打点

を記録し、新人王を獲得した。

そして2年目の昨シーズンは

104試合に出場し、

打率2割5分、本塁打6本、24打点を記録。

 

そして多くの期待がかかった今シーズン!!

ですが、打率は2割にも満たないほどの打撃不振などもあり、出場試合数は3年間でワーストの45試合の出場となった。

 

元々髙山選手は足は速いものの、エラーが多く守備に難のある選手だ。

持ち味のバッティングが駄目なら出場試合数が減るもの納得だが、

高校、大学ではNO.!外野手として活躍し守備にも定評があった選手ですら、プロの世界では通用しないなんて・・・

本当にプロの世界は厳しいですね。

 

そんな髙山選手は来季の復活、更なる進化を求め今回のような無休トレを決行。

怪我だけには気をつけて、来年の結果に期待しましょう。