ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

元“野球部寮生”が今から寮生活を始める人に伝えたいこと

野球部の寮生活ってどんなイメージありますか?

「上下関係が厳しそう」

「なんか汗臭そう」

「部屋とか汚そう」

そんなイメージですか?

 

今回は元“寮生”である、僕が寮生活の実態・あるあるをお伝えしていきます。

この記事を読んでこれから寮生活をされる方の参考になれば幸いです。

⚠︎寮生活は学校によってちがうので、全ての学校がそうであるわけではありません。

 

寮生活の実態

規則正しい生活

寮生活には“点呼”と呼ばれるものがあります。

これは、寮生の体調管理や決まった時間に寮に帰ってきているかを確認するために行われます。

 

この“点呼”がある事によって、

  • 起きる時間
  • 帰ってくる時間

が管理されます。

ですので、寮生活を行うことで、

早寝早起きが自然とできるようになります。

よっぽど、体調が悪くない限り“点呼”の参加は強制で、

「眠いから」

「寝坊してしまった」

ということで、“点呼”に不参加という事はありません。

仮に寝坊をしてしまった場合でも、無理やり起こされ、

“点呼“に参加させられます。

 

ここまでの話だと

「点呼ってなんかキツそう」

と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。

学生が起きるべき時間に起きるだけなので、普通に生活していれば問題ないです。

 

「どうしても、夜更かししてしまう」

そういう人でも1週間あれば”点呼“に慣れます。

ですので、

“自然と規則正しい生活”が身につける事ができます。

自分の事は自分でやる

寮生活をする上で最もタメになるのが、

“自分のことは自分でやる”

ことです。

 

どうしても、家にいると

  • 洗濯
  • 掃除
  • 食事の準備・片付け

といった“家事”は母親や父親がやり、

やっても自分は少し家事を手伝うくらいだと思います。

 

ですが、寮生活ではそういった存在の人はいないため、

全て“じぶん”がしなければなりません。

 

“食事を作る”という事は、寮母さん(食事を作ってくれる人)がやってくれますが、

ほかのことは全て”寮生“たちが行います。

別に絶対に”家事“をしなければいけないワケではありませんが、

洗濯をしないと着る服が無くなり、

掃除をしないと自分の部屋がゴミ屋敷になり

食事の準備・片付けをしないと他人に迷惑をかけてしまうため、

”生きる“ためにもこれを行う必要があります。

「自分今まで、家事とかやったことないよ・・・」

そんな人も大丈夫です。

 

ほとんどの寮生がやった事がありません。

ですので、あなただけできないという事は決してありません。

しかもあなたが思うほど”家事“というのは難しいものではなく

”毎日続ける事がめんどくさい“

だけなので、できるかどうかの心配は全くありません。

毎日友達の家でお泊りしている気分で楽しい 

寮生活は厳しい事ばかりでなく、

”楽しい“事もたくさんあります。

 

寮生活のいいところは、友達がいつもいる事です。

「なんか寂しいな」

と思う日があっても、友達にすぐ会うことができます。

ですので、話し相手に困ることはありません。

暇な時は一緒に遊ぶ事も出来るし、一緒に勉強する事もできます。

 

しかし、なかには

「自分1人の時間も欲しい」

という人。

安心してください!!

 

こう思っている人は本当に多く、あなただけではありません。

正直ほとんどの人が”1人の時間“を欲しがっています。

 

だから、いくらでも1人の時間はつくれます。

自分の部屋にこもってしまえば余裕です。

仮に友達がきても

「ごめん、今日もう寝るわ」

といえば、大体帰ってくれます。

ですので、そういった事で悩む必要はありません。

寮生活のあるある

ざっくりではありますが、寮生活の実態を伝えてきました。

次は、寮生活の中で起こる”あるある“をご紹介します。

洗濯機は取り合い

洗濯機が1人に1台ある寮はほとんどなく、決められた人や時間で使う必要があります。

そういったものから生まれるのが、

“洗濯機の取り合い”です。

野球部であれば、先輩から使っていただき、その後に後輩が使う流れです。

 

ですが、これが本当に“争い”なんですよ。

運がいい日は

「洗濯できるかな〜」

と思って洗濯場に行くと、普通に空いていたりしますが、

運の無い日は

「今日どんだけ、みんな洗濯機使うん」

というときもあります。

そのため、賢いやつは、みんなが寝ていて、確実に洗濯機が空いている時間に起きて、洗濯機を使ったりします。

上級生になれば、洗濯機で悩むことは減りますが、

下級生のうちは、色々と試行錯誤して、効率のいい“洗濯”をしましょう。

夜中のトイレが怖すぎる

寮には“消灯時間”が設けられている事がおおく、

決まった時間に電気が落ちます。

電気が落ちると言っても、使えなくなるという事ではないです。

オフにするだけなので、オンにすれば使えるのですが、

廊下の電気のスイッチがトイレの近くにあるので、そこまでがとにかく怖い。

 

しかも僕の高校の寮は、元々は小学校で、その校舎の形は変えずに寮にしているのでより怖かったです。

 

怖がりな先輩は、夜中にトイレに行きたくなった時に、

怖すぎてペットボトルに小便をしたという伝説も。。

電話の声が丸聞こえ

これも寮生活ではあるあるです。

どうしても、1人1部屋という寮はなかなかなく、

二段ベットなどの同じ空間に何人も一緒にいるのが寮生活。

 

ですので、誰かが電話をすると丸聞こえです。

イヤホンをする事が多く、相手の声が聞こえるということはありませんが、

話し手の声がどうしても聞こえてしまいます。

 

ですので、どうしても周りに聞かれたくないような話は、

自分の部屋でしないことをオススメします。

親の偉大さが痛いほどわかる

寮生活をする上でもっとも大きなメリットがこの

“親の偉大さが痛いほどわかる”

事です。

毎日毎日、家族のために仕事もして“家事”もしている親さんは本当にすごいです。

寮生活では、自分1人の“家事”をしますがそれですら、めんどくさいし大変です。

にもかかわらす、親さんは家族みんなの分を毎日するのです。

 

言葉で表すより、実際に寮生活をする方が実感できます。

これから、寮生活をする人。

“家を出る時にしっかりと感謝を伝えてから“

家を出ましょう。

そして、みなさんの寮生活が良いものになることを願っています。

 

読んでいただき、ありがとうございました。