ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

シーズン200安打を超えた秋山翔吾と青木宣親

西武の秋山選手は現在プロ野球最多安打記録”216“本ものヒットを放った。

しかも「残り2試合で6安打を打たなければならない」という厳しい条件の中、最終戦の1つ前のオリックス戦で5安打を記録し、さらに翌日の最終戦2安打放ちシーズン最多安打(阪神マートンの214安打)の記録を塗り替えた。

 

現在古巣ヤクルトで活躍をする青木選手はあの世界の”イチロー選手“も達成した事のない日本プロ野球でのシーズン200安打を2度記録した唯一の選手です。

そんな「200安打男」の2人が対談をしました。

 

秋山選手のシーズン最多安打記録について

まず話は秋山選手の最多安打記録の話に。

青木選手が秋山選手に「あれ狙ったでしょ?」と聞くと秋山選手は「最後は2試合で6本ものヒットを打たなければならなくて、周りからは猛打賞2回でしょ。と言われたけど厳しいと思っていたので”無欲“で試合に臨みました。その開き直りが良い方に出ました」とコメント。

それについて青木選手は「それでも日本記録を塗り替えるのは凄い事。あそこで壁を超えられるか・超えられないかの差は凄いよ」と秋山選手を大絶賛。

 

しかし、秋山選手の目標は青木選手。

秋山選手は青木選手について「シーズンで2度も200安打を打つのは凄い事。僕も早く2度目の200安打を打ちたい。そうしないと見えない世界があるから。」と。

このように秋山選手が”2度目の200安打”を強く意識し始めたのは2017年のWBCで同じチームメイトになってからだ。

2度も200安打を達成している青木選手はチームへの気配りが凄かったらしい。

ベテランながら自ら下の選手に話かけ、壁を払拭したり、必要な時にはチームの雰囲気をしっかり締めたりしたとのこと。

こういった姿勢に感動した秋山選手は自らもそうなるべくこの“2度目の200安打”を意識しているとの事。

 

2人の今後について

秋山選手は3年契約の更新で今年がその3年目の契約の年であり、球団側から複数年契約の話を出されるもキッパリと断った。

「まずは3年間やりきってから」と語った。

今年は海外FA取得見込で、将来的にメジャーに挑戦したいことを表明しました。

これももしかしたらメジャーに挑戦していた、青木選手の影響かもしれません。

 

青木選手は昨シーズンから古巣ヤクルトに復帰。その前の年にリーグ最下位だったチームを2位にまで再起させた。

そんな青木選手は「今の方が野球に対して情熱がある」とコメント。

青木選手のやり残した事は“ヤクルトの優勝”と話していた。

もちろん200安打を打ちたいと青木選手も望んでいるが、それよりもチームが優勝する事が最優先と話すほど、ヤクルトの優勝に全てを捧げる。

 

もしかしたら日本でプレーするのが最後になってしまうかもしれない秋山翔吾選手。

ヤクルトのために死力を尽くす青木宣親選手。

今シーズン2人の“200安打男”に注目です。

読んでいただきありがとうございました。