してはいけない野球の練習。
僕は11年間野球に没頭してきました。
そしてその11年間で様々な練習をしてきました。
その練習の中でこれは無駄だと思う練習について紹介します。
これは僕の経験の話なので、僕が言っていることが全て正しいというわけでもないで参考程度でご覧ください。
まずぼくが無駄だと思う練習は長距離走る練習です。
これは選手によって無駄が必要か変わっていきます。
どんな選手に必要でどんな選手が無駄かというと・・・
線が細く体を大きくしなければいけない選手は無駄です。
逆に体を絞らないといけない選手には必要な練習です。
僕は圧倒的にやせていたので、本当に無駄な練習だと思います。
なぜ体を大きくしないといけない選手には無駄なのかというと、長距離によって身につくものが必要ないものだからです。
長距離走ることで身につける事ができるものは大きく2つあります。
それは心肺機能の発達と遅筋です。
心肺機能の発達は野球選手だけでなく、様々なスポーツで必要になってくるものです。
ですので心肺機能を身につけるだけならとても有効的な練習なのですが、遅筋がついてしまうことでものすごく無駄になってしまうのです。
遅筋とは持久力系の筋肉で細い筋肉の事です。
逆に速筋という瞬発力系の筋肉が野球には必要です。
陸上選手を見てもらったら分かるのですが、マラソン選手と100メートルの選手では体つきが全く違います。
これは速筋と遅筋の差であって、野球には圧倒的に速筋が必要なのです。
そしてこの速筋こそが大きな体をつくるために必要な筋肉なので、遅筋は必要ありません。
では速筋を鍛えて、心肺機能を上げる方法とは??
短い距離で全力ダッシュをしそれを何本も走るという練習です。
全力で走ることで速筋を鍛えることができます。
そして何本も走ることで心肺機能も鍛える事ができます。
実際今のプロ野球選手で長距離を走る選手はほとんどいません。
みんな短距離を何本も走っています。
その方が圧倒的に野球のための練習になっているからです。
もしこの冬に長距離を闇雲に走っている選手は至急、短距離ダッシュに変えてください。
野球では間合いがあるように、ずっと流れてプレーをすることはありえません。
そこで遅筋は全くと言っていいほど無駄です。
そして心肺機能的にも早く体力を回復する能力が必要です。
それを鍛えるために短距離ダッシュは有効的ですので是非トライしてください。
次に僕が無駄だと思う練習は千本ノックです。
これはメンタルを強くするための練習で守備力をあげることには向いていません。
ではなぜこの千本ノックが無駄かというと、これをしたからといって守備力は絶対に上がらないからです。
守備力を上げるには、捕球姿勢や打球への入り方などを身につけなければいけません。
ですので1球1球に対してそういったことを意識してノックを受けなければいけませんが、千本ノックは体力的にキツすぎてそれを意識することが困難だからです。
さらに野球は数をこなせば勝手にうまくなるということは絶対にないので、ハッキリ言うと時間の無駄です。
メンタルを強くするためには有効的です。これは頭に入れておいてください。
ですが、そもそも守備力がなければまずは技術が必要です。
この技術を上げるためには千本ノックは無駄と言うことです。
本当に守備力を上げたいのなら、しっかり1球1球意識することを意識して守備練習をしてください。
そうすることで守備力は上がります。
今の野球界は昔ほど無駄な練習は減ってきていますが、どうしても指導者がお年寄りの方だったりすると根拠のない練習をさせるひとがいます。
自分がする練習はどういった目的で練習をしているのかを意識するだけで効果は変わっていきます。
1つ1つ練習の意図をくみ取るように練習していきましょう。