ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

大谷翔平も実践!?マンダラートが夢の実現に有効すぎた

皆さんこんにちは!

突然ですか『マンダラート』というものをご存知ですか?

マンダラートとは、数多くある“発想技法”の中でも非常に有名なもので、多くの企業や有名人が実践しています。

 

そこで今回はマンダラートの説明と活用法をご紹介していきます。

 

『マンダラート』ってなに?

そもそも『マンダラート』って言葉を知らない人も多くいると思います。

まずは『マンダラート』とは何かというのを説明していきます。

マンダラートとは

マンダラートとは先ほども述べたように“発想技法”の1つで、曼荼羅(マンダラ)の絵から作られたため、この様な名前になりました。

この、曼荼羅の絵は中央に大きな神が描かれており、その周りに別の多くの神が描かれています。

この絵を参考に今泉浩晃が1987年に発想技法として考案したのがこの『マンダラート』です。

実践した結果

ある研究結果では

  • アイディアの量が増える
  • 手法自体の使いやすさ
  • 意見の共有
  • やるべきことが目に見える

などの効果があったそうです。

 

つまり、様々な論点から物事を考える事ができ、新しい発想ができるようになるのです。

マンダラートのやり方

メインテーマを決め、関連する単語を8つあげる

ではマンダラートのやり方を説明していきます。

まずは3×3のマス目を準備します。

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マスが用意できたら、中央に“メインテーマ”を書きます。

今回は例として、「新しいバット」の製作をテーマにしていきます。

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中央に今回のメインテーマである、「新しいバット」を書きます。

そしてそこから、「新しいバット」(メインテーマ)から連想される単語を8つ書きます。

この連想される言葉に特別ルールはないため、すこしでも連想できると思う言葉をとにかく8つ書きます。

ただ絶対に守らねばならないのが“8つ必ず埋める”という事です。

とにかくそのアイディアが正しいとか気にする必要はなく、関連すると思う言葉を8つ必ずあげて下さい。

連想された言葉からさらに派生させる

先程でメインテーマから関連する8つの単語をあげましたね。

次に行うのは「関連した単語をさらに8つ派生させる」事です。

今回の絵を使って紹介します。

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例として先程あげた「素材」を派生させていきます。

今回は中央に「素材」を書き、それに関連する言葉を先程と同様に8つあげていきます。

ここでも先程と同じく、正負を問わず、とにかく関連する言葉を8つあげていきます。

この段階でメインテーマの「新しいバット」の「素材」について8つのコンセプトを産むことできました。

これをほかの関連した言葉でも行うと、8×8でなんと“64”ものコンセプトを産むことができます。

マンダラートを行う上で重要な事 

とにかく関連する言葉を書く

これがとにかく重要で、少しでも関連する言葉を8つあげて言ってください。

そうする事で様々なアイディアが生まれてきます。

そして正負を問わないことが重要です。

なんとなく関連はしているけれど違う気がする言葉でも、さらに派生する事で新しいアイディアが生まれてくる事があります。

ですので、重要な事は「とにかく8つあげる」事です。

考える前にまず書いてみる

「この言葉派生できるかな」と悩む前にまずは紙に書いてみることが非常に重要です。

何度も言っていますが、「正負は関係ない」のです。

正しいと思うことばかり考えると今の自分の考えのままで、新しいアイディアは決して生まれません。

ですので、まずは書いてみることが非常に重要です。

あの『大谷翔平』も高校時代に実戦!

このマンダラートを有名にしたのは、現在メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手です。

大谷選手は高校時代にこれを実践していました。

 元々は大谷選手の母校、花巻東高校の監督があるビジネス書でこの『マンダラート』を見つけ野球部員に書かせていたそうで、その野球部員の1人に大谷選手もいました。

大谷選手のマンダラートはネット上に公開されており、僕も見ましたが非常に綺麗でとても具体的でした。

 

大谷選手はメインテーマ(ど真ん中)に「ドラ1・8球団」としてそこからまずが8つ関連する言葉をあげていました。

その中で僕が個人的に惹かれたのは“運”という言葉です。

 

スポーツの世界にはどうしても“運”は付き物です。

ですが、大谷選手はその運をどうすれば味方にできるのかを考え”運“という言葉から8つ派生させていたのですが、これが非常に素晴らしかった。

その派生させた言葉は

  1. あいさつ
  2. ゴミ拾い
  3. 部屋そうじ
  4. 道具を大切に使う
  5. 審判さんへの態度
  6. プラス思考
  7. 応援される人間になる
  8. 本を読む

とこの8つです。

具体的に行うことや、自分が目指す選手像などが書かれており本当に素晴らしかったです。

 

さらにマンダラートの良い事は、図に表すため「目で見ることができることです」

人間は”忘れる事“ができる動物で、これはいい部分もあれば悪い部分もあります。

忘れる事ができるから、嫌な事があっても乗り越える事ができますが、大事なことも忘れてしまうのが人間です。

そのため、よく「目標や夢は紙に書くと叶う」と言われます。

これは具体的な目標や、やるべき事がしっかりと忘れる事なく認識できるためです。

そしてこのマンダラートにはその効果が最大限に発揮できます。

なりたい自分や目標・夢を毎日目で見る事ができます。

 

ですので、今の自分を少しでも変えたい・新しいアイディアを生みたいと思っている人は是非この『マンダラート』を試してください。