ベースボールブログ

野球の競技人口は年々減っていっています。そこで元高校野球児が野球の基礎や様々な野球情報を発信します。

「部活の最高峰」甲子園でホームランを打つには!?

野球を現在やっている学生の多くの夢が「甲子園」に出場し、優勝する事だと思います。

そして野手の皆が憧れるのが『甲子園でホームランを打つ』事だと思います。

僕も現役の時は夢でした。

結論から言います。

僕は甲子園に出場していないので、甲子園でホームランを打つという夢は叶えていません。

ですが、僕自身ホームランを打った事はあります。

甲子園に出場する事は本当に難しく、ほとんどの高校野球児が出場できずに引退をしていくのが現状です。

さらに、その甲子園でホームランを打つというのは更に・・・

言わなくても分かりますよね。

 

ですが、甲子園に出られるかどうか・甲子園でホームランを打てるかどうかは運などの要素が絡んでくるので“絶対”という事はあり得ませんが、

ホームランを打てる能力

を身につけて置かないと、甲子園に仮に出場できたとしてもホームランを打つ事ができないし、ホームランを打てるという事は投手にとって脅威だから甲子園に出場できる可能性が高くなります。

そこで今回は“ホームランを打つためにはどうしたらいいの”という事を紐解いていきましょう。

 

まずは体重を増やす

飛距離を上げるというだけの論点で言えばこれが1番手取り早いです。

⚠︎今現在、体重がかなりある選手は体重を増やすのではなく、体の使い方やキレを良くする

例えば、

 

A君身長175センチ50キロ

B君身長175センチ100キロ

の2人の選手がいて、2人のスイング・スイングスピードが全く同じだと考えて、真芯でボールを捉えた時にどちらが遠くに飛ぶと思いますか?

 

 

 

 

これは圧倒的にB君なのです。

この2人の圧倒的な差なのが“体重”ですよね?

ですのでまずは野球選手にとって理想の体重を身につける事が重要になってきます。

そしてその、体重を身につけるのに重要なのが“食事”です。

野球選手にとって食事をたくさん取れるのは大きな才能 - ベースボールブログ

こちらの記事に食事について書いてますので、こちらをご覧ください。

しっかりと食べて、体を大きくする事がまず、ホームランを打つには重要なポイントです。

ホームランの技術

そしてお待たせしました。

いよいよホームランの打ち方についてご紹介していきます。

ボールを捉えてから押し込む

今、「打球が弱くて悩んでいる」「スイング自体は良いって言われるけど飛距離が伸びない」と悩んでいる選手は、このボールを押し込む感覚を身につける事で打球が見違えるように変わります。

そして、多くのプロのホームランバッターがこの押し込む事を重要にしています。

球界を代表する、ソフトバンク柳田悠岐選手はある取材で、

インパクトの時にだけ力を入れて、ガーンと運ぶイメージ」

と話しており、この“ガーン”こそがボールを押し込むという事なのです。

 

ではどのように押し込むのかというと、重要になってくるのはバットを持った時の上の手です。(右打者なら右手・左打者なら左手)

押し込むというのは、ボールを捉えてからの動作のことで、いかに長くボールを押し込めるのかというのが重要です。

この捉えてからの時間が長ければ、長いほど飛距離は伸びます。

これは自分の感覚で掴む事が非常に重要なので、とにかく意識してみてください。

押し込み練習法

ではどのような練習をすれば押し込む感覚を見つけられるかご紹介します。

 上の手だけでティーバッティング

先程も述べたように重要なのが上の手なので、ティーバッティングで上の手だけで行うティーバッティングは非常に有効です。

片手で行う事で、上の手だけに集中する事ができます。

そうする事で押し込むという感覚が掴みやすくなります。

 

またロングティーを上の手だけで行う練習も良いです。

ロングティーだと飛距離が自分の目で確かめることができるため、日々の成長が楽しくなります。

ティーバッティングばかりで飽きてきた時はロングティーを入れて、楽しむのは有りです。

バット投げ

道具を粗末に扱う事は絶対に良くありませんが、『バットを投げる』練習は非常に有効です。

バット投げのやり方は、センター方向に向かってただ思いっきりバットをスイングして投げるだけです。

でも意外とこれが難しいんです。

自分ではセンターに投げようとしていても、ひっぱり方向にバットが飛んだりします。

これはしっかりと押し込めていない証拠です。

 

ですので意識は必ず“センター方向”です。

この練習でもバットの飛んだ距離というのは非常に大事です。

いかに遠くにバットを投げられるかを自分なりに研究してみてください。

⚠︎この練習は本当に危険なので、確実に周りに人がいない事を確認して行ってください。

⚠︎バットを投げる事でそのバットは非常に傷つくので、使わなくてなったバットを使用しましょう。

ボールの少し下を切って、回転をかける

これもホームランを打つ上では絶対に必要な技術です。

しかし、この技術は硬式球での打ち方ですので、軟式の人は硬式に変わってから意識してください。

 

硬式のボールは非常に回転が重要で、綺麗な回転をかける事が出来ればどこまでも飛んでいくような感じがします。

逆に回転が悪いと、いくら真芯で捉えてもさほど飛距離が伸びません。

ではどのような回転が理想なのか説明していきます。

 

ホームランの理想の回転

ボールの数ミリ下を打つこれが一番理想のボールの回転です。

この回転で打つ事ができれば打球は物凄く伸びます。

しかし、逆にボールの数ミリ上を打つとボールに“ドライブ回転”がかかってしまい、せっかく真芯で捉えても打球は落下してしまいます。

ですが、普段の練習でこれを意識するとポップフライが増えます。

別にポップフライ自体が悪い事ではありませんが、ポップフライばかりになってしまうのは良くありません。

そこで行うのが

極端にボールの下を打って打球を真上にあげるティーバッティング

です。

実際どうすればいいの?

これは三冠王を3回も達成された落合さんが現役時代に行っておられた練習法で、現役のプロ野球選手も多くの選手が行っています。

 

やり方自体は非常にシンプルで、ティーバッティングを行います。

そして“普通のティーバッティング”と違うのが、打球を真上に上げるという事です。

 

ただ、打球を上に上げるために極端なアッパースイングを行う事は絶対に行わないでください。

これをしてしまうと何の意味もありません。

大事なのは“普通のスイングでいかにボールの下を切って打球を上に上げるか”ということです。

あくまでボールの下を切って回転をかける感覚を身につける事が重要なのでくれぐれも注意してください。

そしてこのティーバッティング以外では基本的にボールの下を打とうしなくていいです。

変に毎回のバッティング練習で意識してしまうと本来のバッティングが分からなくなってしまうので、このティーバッティングだけ意識してください。

 

いかかだったでしょうか。

中には「こんな事知っているよ」という人もおられると思いますが、頭で分かっていても実際にできているのか疑ってみてください。

是非、以上の事を踏まえて

甲子園でホームランを打ってください。

僕の夢は読者の人、読者の方のお子様に託しました。

 

読んでいただきありがとうございました。