目覚まし時計で同期がボコボコ??
僕の高校時代の話です。
あくまで昔の話ですので今の時代にはない話ですのであらかじめご了承ください。
この話は僕が高校1年生の時の話です。
入学した高校は寮のある高校で数多くの野球部員が寮生活をしていました。
僕自身も寮生活をしていました。
その寮は一応1人1スペースの空間が用意されており、二段ベットではありませんでした。
ですが、天井が他の人と繋がっており、電話をしたり大音量で音楽を聴くと「まる聴こえ」状態でした。
ですので、1年生だった僕らは当然部屋で電話をしたりはできず、音楽や動画を見るときはイヤホンをしていました。
そんな僕らの敵は“アラーム音”です。
今は野球部のないPL学園高校は先輩と同じ部屋で、後輩たちは先輩が起きないようにアラーム音が鳴る前の“カチッ”音で起きなければならない事は有名な話ですが、僕たちも似たような現状でした。
ですが、僕たちは昔みたいな目覚まし時計を使う人は少なくほとんどの人が携帯のアラーム音で起床していました。
もちろん携帯のアラーム機能には目覚まし時計の“カチッ”音は無く、突然音が鳴ります。
だから僕たち下級生はいかに早くアラームを止めるのかというのをいつも気にしていました。
そんな中ある事件が起きたのです。
僕の同期の子で早起きが苦手な子がいました。
そいつは自分が早起きが苦手な事は把握しており、いつも同期の子に起こしてもらっていました。
ですが事件が起きた日にはいつも起こしてくれる同期の子が家の用事で地元に帰省しており、どうしても自分で起きなければならない状態になってしまったのです。
もちろん下級生が寝坊という事はありえないので、その子はたくさんものアラームを設定しました。
その日の朝にその子は3度目くらいのアラームで起きました。
寝坊はしなかったので何とか助かったと思いきや、同部屋の先輩が朝からものすごい不機嫌で、同期の子に「お前朝からうるさいねん」と鉄拳制裁が始まったのです。
下級生の僕らは当然止める事もできず、何なら後からそいつから話を聞きました。
たしかに朝からうるさくされるのは決して良いものではないが、そこまでする必要があるのか??と疑問に思いました。
僕らの部屋の先輩はとても優しい先輩だったので先輩に聞いてみたら「たしかに朝からうるさいのはうざいけど、正直悪気があってやっているわけではないからそんな事をする必要は無い。俺その話初めて聞いたし、そいつに注意してくるわ」と。
僕らの部屋長は神様なのかとその当時は本当に思いましたね。
そして今回の事件を通じて僕はある事が分かりました。
対して野球が上手くない人ほど、とやかく言って、本当に活躍されている先輩は何も言わず、よくない事だけキチンと叱ってくれると。
このような経験を皆さんはされた事ありませんか??
結局その事件があってから、僕らの1個上の代からそういった理不尽で怒るという事は全く無くなりました。
そしてそのおかげか分かりませんが、1個上の代からチームはとてもいいチームになっていきました。
今回僕が伝えたかった事は、
- とやかく言う前に自分の事をしろ。
- 自分の事がまともにできないくせに他の人に当たるな
という事です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。